言わずとしれたってやつですね。安楽椅子探偵ものの傑作。そして本格ミステリの連作(短編)を3つ挙げろと言われたら、ぼくは北村薫の「円紫と私」シリーズ、泡坂妻夫の「亜愛一郎」シリーズと、これを挙げます。黒後家蜘蛛の会 1 (1)アイザック・アシモフ 池 央耿 東京創元社 1976-12売り上げランキング : 40,775おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Toolsところで、今回の再読でふと思ったんだけど、黒後家蜘蛛の会が会食を...
クイーンのフルハウスエラリイ・クイーン 青田 勝 早川書房 1979-09売り上げランキング : 329,367Amazonで詳しく見る by G-Toolsそろそろもったいぶるのはやめようということで、創元、早川のクイーン未読つぶしを思い立つ。で、まず手に取ったのがこれ。正直、がっくりきた。お薦め意見の多い「Eの殺人」も楽しめなかったし。唯一、読めたのが「キャロル事件」で、それでも合格点をようやく超える程度。さて、残るは「二百万ド...
ロボットと帝国〈上〉アイザック アシモフ Isaac Asimov 小尾 芙佐 早川書房 1998-12売り上げランキング : 146,350おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools一連のロボットテーマ作品群の一作ではあるんだけど、前作「夜明けのロボット」から200年が経過している。イライジャ・ベイリは既に亡く、伝説の英雄扱いされているのが、シリーズファンには快感とくすぐったさが混ざり合った妙な感じ。ダニールとジスカルドのロボット...
夜明けのロボット〈上〉アイザック アシモフ Isaac Asimov 小尾 芙佐 早川書房 1994-06売り上げランキング : 105,287おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Toolsシリーズ第3弾の舞台は宇宙国家連合の中心地・オーロラ。今回の事件は殺人ではなく、ロボット破壊事件。例によって安心して読むことはできるのだが、ベイリにあることを気づかせるためだろう、持って回ったプロットになっており、それが些かまだるっこしい。ちなみ...
「SFミステリ傑作選」所収。イライジャ・ベイリとR・ダニールが活躍するロボットテーマ連作では唯一の短編。長さが長さなので、シリーズ的興味は2人の再会のみ。時系列では、「はだかの太陽」と「夜明けのロボット」の間に位置する。コンプリート・ロボットアイザック アシモフ Isaac Asimov 小尾 芙佐 ソニーマガジンズ 2004-08売り上げランキング : 281,400おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools以前は入手やや困難本の...
はだかの太陽アイザック・アシモフ 冬川 亘早川書房 1984-01売り上げランキング : 91,166おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools人間を決して殺してはならないとする《ロボット工学三原則》の第一条は、殺人事件においてロボットがもっとも疑わしい立場にあったとしても、"彼"がそれを犯し得たはずがないという結論を導き出す。これは翻って、"被害者にもっとも近いところにいた人間"が怪しい、ことを意味知る。今回ベイリ...
鋼鉄都市アイザック・アシモフ 福島 正実早川書房 2000売り上げランキング : 64,899おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools地球を捨てた移民たちの子孫=宇宙人と、彼らに置いてきぼりを食った地球人――両者の間の軋轢は、一人の地球人捜査官と、宇宙人の優れた科学力の結晶である"一人の"ロボットを、結果的に結びつけることになる。彼ら二人の奇妙な友情が、きっと最大の読みどころ。このシリーズはその後も長短編が書かれ...
消えた玩具屋エドマンド・クリスピン早川書房 1993-11売り上げランキング : 577,819Amazonで詳しく見る by G-Tools一晩たったら、そこにあるはずの玩具屋が消えているというのは、実に素敵な謎ではあるけれど、解決が平凡だし、途中からはその謎だけでは支えきれなくなっている。最後は結局、ドタバタになってしまい興醒め。中途半端な印象。 (96/9/13読了)評者 b.k.ノムラ評価 ☆☆☆★...
そして誰もいなくなったアガサ クリスティー Agatha Christie 清水 俊二早川書房 2003-10売り上げランキング : 5,480Amazonで詳しく見る by G-Toolsポワロもマープルも登場しないノンシリーズの一作ながら、クリスティの著作中のベストに推す声が多い彼女の代表作中の代表作。ムダがなさすぎという意見もあろうが、このプロットだと不純物はできるだけ排したほうがおそらく効果的。同系統の作品は多いが、エポックメイキングであ...
第四解剖室スティーヴン キング Stephen King 白石 朗新潮社 2004-05売り上げランキング : 67,115おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools「幸福の25セント硬貨」と合わせて上下を為す短編集の一方。巻頭の表題作「第四解剖室」から「ジャック・ハミルトンの死」まで、過剰なまでに饒舌な語りに辟易どおし。どうしようかと思った。適度な贅肉はときに色気ともなり、作品の装いとして必要な場合があるが、ここまでくると息苦...