「週刊文春」連載コラム『本音を申せば』の2007年掲載分をまとめたもの。最近刊ですね。通巻では10巻になるようです。
今回のキイワードは、「ドリームガールズ」「タミフル」「植木等死去」「ロッキー・ザ・ファイナル」「ALWAYS 続・三丁目の夕日」「安倍政権」…etc。
「観客を拒む映画館」という回に、こういう一節があります。
「チケットをください」
と声をかけると、
「もう始まりました。次の回は×時××分です」
予想通り、答えはきわめてそっけない。空席があるのはわかっているのだが、それ以上、会話を続けても無駄だと思い、外に出た。
仕方がない。その〈女の子〉はこういうシステムしか知らないのである。映画を途中から観る人間なんて、想像できないのだと思う。このシステムが〈日本映画の観客を減らす〉なんて、思ってもみないのだろう。
中学生くらいの頃はかなりの映画好きでした。ロードショーに名画座に、けっこうお小遣いを投じました。
それがいつしか劇場に足を運ばなくなったのは、むろん料金が高いこともありますが、劇場が入れ替え制になったのも理由のひとつとして挙げられます。
途中から観て、次の回の同じ場所まで行ったら映画館を出る――といった鑑賞の仕方が正しいとは思いませんが、どうしても時間の都合が付かないことってあるでしょう。
その後、そこそこ映画産業が好調になると、全席指定などといいうシステムも始めたようで。
まず前売り買って、あらためて予約に行って、当日都合付かなくなったらまた出かけて予約を取り直す――なんてとこもあるみたいですね。話に聞いたところでは。
バッカじゃなかろか。
ところで今回のタイトル、普通に手抜きと感じたんですが…。
深い狙いでもあるのかな? (08/9/27読了)
採点:☆☆☆★
- http://kuronekotei.blog17.fc2.com/tb.php/516-198ed8d4
0件のトラックバック
コメントの投稿