IWGPシリーズ第6弾。出来に多少のムラはあっても、高値安定なので安心して読むことができます。それは6冊目にしても変わらない。
『灰色のピーターパン』 表題作だけど、それほどでもなかったかな。マッドドッグも名前負けしている。ミノルの小5という年齢設定もしっくりこない(実際にこんな小5がいるとかいないとかいう問題でなく)。
『野獣とリユニオン』 いちばん好き。救いのない話を感動のエンディングに持っていく手練の業を楽しめます。ちょっとあざといけどね。
『駅前無許可ガーデン』 これまたパンチ不足。設定自体は悪くないのに、盛りあげどころをあっさり流してしまっているので印象の薄い話になっています。
『池袋フェニックス計画』 このケリの付け方で本当に収拾がつくのか、という疑問はあるものの、IWGPシリーズはリアルな世界を舞台にしつつも本質的にはファンタジーなので、許容範囲でしょう。ただ、そのへんの詰めの甘さが、スケールのいちばん大きいこのエピソードが表題とならなかった理由かもしれません。 (08/3/1読了)
採点:☆☆☆☆
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灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク〈6〉
石田 衣良
表題作を含む4つの短編集。
IWGPもとうとう6冊目。この本は唯一主人と話題を共有できる本なのです。とりあえず、主人に先に回しました。感想は「前半二つはあっけなかった…」そんな主人の感...
カバー・目次写真は新津保建秀。モデルはKOTAO。装幀は関口聖司。
オール讀物2004年12月号から2005年12月号まで不定期掲載の4つの連作短編を収録。通称IWGPシリーズ第6弾。
池袋西口公園前の果物屋の店番(息子
石田衣良「灰色のピーターパン」(文藝春秋、2006年)
読んだと思っていたら読んでいなかった・・・。
続けざまにこのシリーズを読ん...
また合う記事がありましたら、TB、コメントお気軽にどうぞ。