『
交渉人』の続編。前作のネタが割られているので、読む際は注意が必要。
内容紹介をご覧いただければ、モチーフとなった事件は一目瞭然ですね。信仰のためには犯罪も辞さずという狂信者に、実際にこれをやられたら都民のひとりとしてイヤな感じ。
●内容紹介(抜粋)
銀座交番、桜田門、鎌倉新宿ライナー、二階建てバス……。都内の各所で爆弾事件が発生する。犯人の要求は2000人の死者を出した“宇宙真理の会地下鉄爆破テロ事件”の首謀者・御厨徹の釈放だった。犯人の代理人となり、警視庁との「交渉人」に指名されたのは、広報課の警部・遠野麻衣子。限られた時間の中で、真犯人を突き止め、爆弾を発見し、東京を救うことはできるのか?
事件もヒロインを取り巻く状況も確かにスケールアップしてるんですが、小説としては前作のほうが面白いかな。もしや働かないヒロイン像でも描きたいのか、前作以上に麻衣子の見せ場が少ないのが残念。
パニックの臨場感を演出するため、やたら視点が飛ぶのも(騒乱の中で死んで行く人たちの視点など)、主人公の存在をぼやかす原因となっていますね。
また、たしかに交渉人の活躍を描いた物語であるけれども、肝心要の交渉の部分がおざなりなのが、2作通じた特徴といえるかもしれません。
今回は特に、犯人との直接のコンタクト、交渉はほとんどないといっていい。これが派手な設定のわりにサスペンスが不足している最大の原因でしょう。
いつも以上にネガティヴなことを書いているような気もしますが、好きなシリーズ(まだ2作だけど)なのは確かなので、次作にも期待しています。 (07/12/3読了)
採点:☆☆☆☆
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らぶほん−本に埋もれて最後の本たちの国で朝から晩まで本を読んでいたい
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交渉人遠野麻衣子・最後の事件
銀座交番、桜田門、鎌倉新宿ライナー、二階建てバス…。
都内の各所で爆弾事件が発生する。
要求は2000人の死傷者を出した″宇宙真理の会地下鉄爆破テロ事件″の首謀者・御厨徹の釈放だった。
犯人から警視庁との「交渉人」に指名さ...
続編もありそうですし、映像化もされるようなので見てみたいと思っています。