本格サークルの注目株(といわれる時期も過ぎたか…?)・石持浅海のデビュー作。この人の看板ともいえる、クローズド・サークルものですね。
あらすじ読んだとき、『血のついたエッグ・コージイ』みたいな感じかな、と思ったら、実際そんな感じでした。
ロジックの扱いが手慣れた感じで、うまいこと大小のサプライズを生んでいます。これはミステリ作家としての石持浅海の武器ですね。
ただ、設定のスケールに語りのスケールが合ってないところが気になって。どうも手放しで誉める気にはなれません。
『扉は閉ざされたまま』のときも思ったんですが、どうもこの人の書くものは登場人物の動きや考え方がツクリモノめいて感じられる。舞台を見ているような。
趣味の問題で片づけたくないんですけど、そういうのはちょっとぼくの趣味じゃないので点はちょい辛めになっております。 (07/4/22読了)
評価:☆☆☆★
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ミステリ不全症候群。
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