ハリー・ボッシュ シリーズ第8作。そして私的に初マイクル・コナリー。警察をやめる前の、離婚前のボッシュを知らなくていいんでしょうか、と思いつつ手に取りましたが、なかなかノって読めました。
民間人の立場になったボッシュが、様々な圧力、妨害に遭いながらも未解決事件の謎を追って突き進んでいくストーリーはなかなかサスペンスに満ちていて、結構な分量にもかかわらず、さほど飽かすことがありません。プロットも複雑になるかならないかくらいの程良いバランスで、なるほどこの作家の評価の高さも解る気がしました。
展開がちょっとご都合主義に過ぎるんじゃないかと思わないでもないし、それまでの知性が一瞬に失われる乱暴なクライマックス、作品のカラーに合わない気がするエンディングと、マイナス点もそれなりにあるので、総合的には程々の点数になってしまうのですが、楽しい読書だったのは確かです。このあたり、ファンには気にならないのかな?
ところで、このシリーズは近年、新作のたびに版元、版型が変わっているようですね。ビジネスだから仕方ないのかもしれませんが、翻訳する出版社は自制してほしいものです。むろん著者(あるいは彼のエージェント)も。 (06/12/6読了)
評価:☆☆☆☆
今回、参考にさせていただいたブログです。
TB>
soramove :「暗く聖なる夜(上)(下)」読み応えアリ、唸るね、これはTB>
ひねくれ者と呼んでくれ :「暗く聖なる夜 上・下」(マイクル・コナリー):感動するもラストで、なんだかなあ
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マイクル コナリー, Michael Connelly, 古沢 嘉通 暗く聖なる夜〈上〉 “ハリー・ボッシュ”シリーズ9作目。シリーズものとして大転換!最初の一行目から、ぶっ飛びます。違和感を感じる人もいるかもしれないが、シリーズ9作目でマンネリ感でなく
気にならない人が多数派みたいですが、私は気になってこの作品はコナリーのワースト2だと思いました。ワースト1は「トランク・ミュージック」ですな。