久しぶりの京極堂シリーズの長編。先のエントリーにも書いた特装版、小冊子の件、さらに去年の騒動と合わせて、内容とは別のところでも話題になった人騒がせな本です。
前作『陰摩羅鬼の瑕』の感想に「嫌いとか、つまらないとかいうことではなく。失望することも忘れるほどの退屈」と書いたけど、今回はそれにさらに輪がかかっている気がします。ミステリとしては平凡だし、キャラ小説としても今イチだし……、否、そもそもエンターテイメントとしてどうかと思う。妖怪小説としてはありなのかもしれませんが、少なくともぼくが求めているのとは違ってきているようです。
もちろん、作家としてのスタンスが変質したり、作風が変わることはよくあることではあります。ただ、かつての輝いていた作品たちを偲ぶばかりです。 (06/10/2読了)
評価:☆☆☆★
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ブックデザインは熊谷博人・釜津典之。カバーデザインは板野公一。カバー挿画は石黒亜矢子。組版レイアウトは京極夏彦。読んだ作品「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」「狂骨の夢」「鉄鼠の檻」「絡新婦の理」「塗仏の宴 宴の支度」「塗
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