第28回江戸川乱歩賞受賞作。20年ぶりくらいの再読。
実は初読当時、めちゃくちゃ楽しめたことには間違いないにしても、さほど競馬に明るくはなかったので四冠馬がどうとか、血統がどうとか、今ひとつピンときませんでした。
でも、その数年後より、かなり競馬にのめり込むことになるので、今は解説の「競馬界を揺るがす恐るべき秘密」というフレーズに納得がいきます。
それにしても岡嶋二人は面白い。実質あまり変わりはないとはいえ、ユニット解散して井上夢人名義でリリースされるようになってからの作品群は、どうも手に取る気が起きないんですが(『ダレカガナカニイル…』は傑作!)、岡嶋名義の作品はほとんどぼくの中ではハズレはありません。また折りをみて、別の作品を再読してみようと思います。 (06/8/21読了)
評価:☆☆☆☆TB>快読ブログ :【2006/6】焦茶色のパステル
それにしても20年以上前の話なのに、主人公の生活や考え方にそれほど古めかしさは感じられないが、それが逆にケータイやメールがないことによる連絡の不自由さ(というか不自然さ)を際立たせてしまっている。
なるほど、そういう見方があるんですね。不覚にも思いあたりませんでした。
とはいえぼく自身は、読んでいるあいだ、そうしたことは気になりませんでした。
考えてみれば、携帯の普及以前と以後ではあきらかに情報伝達の速さや容易さが変化してます。『焦茶色のパステル』に関しては、ぼくはそれが大したキズになっているとは思いませんが(携帯やメールという概念を持ち込んでも基本のプロットは成立する)、作品によってはプロットを破綻させるような致命傷になるケースもありそうです。
TB>思いついたことメモ :焦茶色のパステル
“過去の名馬と、現代の最強馬。どちらが強いか?”
競馬ファンにとっては永遠の命題。
この話題だけで何度も夜を明かすことが可能なほどです。
世代を重ねるごとに強くなっていくのがサラブレッドたる所以ですが、そこでなお世代を超える力を見せつけるのが名馬と呼ばれる馬たちなんでしょうね。
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焦茶色のパステル岡嶋二人(著) 巧みな構成で読み手を最後まで飽きさせません。女性キャラの個性も際立ち、会話も軽快。全体のテンポがとてもいいのです。いや〜、やっぱり岡嶋作品は安心して読めますね。喫茶店のシーンは楽しく気分も和みます。夜中に牧場に侵入する
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