『のだめカンタービレ』のヒットでクラシック漫画というか音楽漫画にスポットが当たるようになり、その流れで「だったらこんなのもあるよ」と紹介されることが多くなった気がする。
なぜか、さそうあきらの『神童』と混同して手に取らずにいたんだけど(と書くと『神童』がつまらんみたいに読めちゃうか)、その流れに乗った感じで、ついにというか初めての通読。
『モーニング』で連載再開なって以降しか読んでなかったので、なんで人気があるのか解らなかったけど、今回通読してみて、なるほどと合点がいった。
なんといっても、「森のピアノ」というモチーフがいい。これを考えついた時点で作品の成功は決まっていた、と思われるくらい。
ただ、カイのキャラクターはあまり好みじゃない。というか、雨宮との対比がなかったら、主人公として物足りなさを感じていたと思う。
バイプレイヤーも必ずしも魅力的でなく、設定とエピソードで読ませるタイプなので、話が凪に入ったときに(音楽記号だとandante?)雑誌で読むのは辛いかもしれない。コミックスだったらいいだろうけど。
ところで今回、ピアノの先生をやっている知人に揃いで借りたものだが、彼女はまた違う感覚――実地にピアノに触れている人ならではの感覚で読んでいるのだろう。そればかりはぼくには実感できないものなので羨ましい。
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天谷 甘の徒然枕草子ぼくは「のだめ〜」の方が好きかな。
評者 b.k.ノムラ
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