この作者らしい几帳面に構成された本格ミステリ(コースで言うと真ん中低め、やや外寄りといったところか)。
ではあるが、目を惹くタイトルの割りに内容は地味で、読了後の満足感は薄い。ところどころ不自然さを感じさせる部分もあり、総合点もさほど高くない。
先だって短編集「法月綸太郎の功績」を読んで落胆、法月の真骨頂はやっぱり長編だなあ、と思ったものだが、久しぶりの長編という本作を読んで、どっちもどっちかもしれないと思い直した。このミスの1位はご祝儀と見るのが妥当だろう。 (05/8/18読了)
評者 b.k.ノムラ
評価 ☆☆☆★
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