今年バカ売れした伝奇調のサスペンスもの? ノリが軽く、視点も落ちつきなく移動するので、文章より映像に向いていそう。いっそ映画にでもしてくれたら、そっちのほうが解りやすいし、楽しめるとも思う。
謎解きがご都合主義的な上に結末が淡泊なので、上下巻のボリュームに見合ったカタルシスを得られないのも欠点。前半のスリリングな展開がそのまま続けば良かったのだが、謎解きになると物語のテンポが落ちるのは、こういうプロットの場合は仕方がないのかもしれない。 (04/12/12読了)
評者 b.k.ノムラ
評価 ☆☆☆★
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