「幸福の25セント硬貨」と合わせて上下を為す短編集の一方。
巻頭の表題作「第四解剖室」から「ジャック・ハミルトンの死」まで、過剰なまでに饒舌な語りに辟易どおし。どうしようかと思った。適度な贅肉はときに色気ともなり、作品の装いとして必要な場合があるが、ここまでくると息苦しいだけではないか。そのへんの匙加減が、続く「死の部屋にて」では比較的よくとれているので、救われた思いがした。巻末の「エルーリアの修道女」という中編は、「暗黒の塔」なるシリーズの外伝らしいが、本編を知らない身にも楽しめた。 (04/7/24読了)
評者 b.k.ノムラ
評価 ☆☆☆
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