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隠蔽捜査/今野敏

第27回吉川英治文学新人賞受賞作。なんと今野作品を読むのは、『ジャズ水滸伝』シリーズ以来。20年ぶり!?隠蔽捜査今野 敏 新潮社 2005-09-21売り上げランキング : 123569おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Toolsタイトルや帯の惹句から感じられる重さは実際にはなく、軽快なテンポで話は進んでいきます。もうちょっと重厚感が欲しくもあるのですが、それはそれとして、読んでてかなり引き込まれるものもあり、一気読み必至の...

午前三時のルースター/垣根涼介

第17回サントリーミステリー大賞受賞作。読者賞とのダブル受賞だそうな。午前三時のルースター垣根 涼介 文藝春秋 2003-06売り上げランキング : 11906おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools正直、日本人作家が書く、海外が舞台の日本人主人公の小説というのは苦手だったりする。それに、サントリーミステリー大賞にも今ひとつの印象があったんですが、これはかなりいい感じでした。ベトナムに行くまでの助走が長すぎる、行...

暁の剣/鈴木英治

新兵衛シリーズ完結編。だそうですが、実は読むのはこれが初めて。いきなり最後を読んじゃいました。暁の剣鈴木 英治 角川春樹事務所 2006-09売り上げランキング : 30315Amazonで詳しく見る by G-Tools時代ヒーローものですね。冒頭からいろんなキャラの上に視点が移動するので、落ち着かなく感じられたものの、中盤以降は主人公・新兵衛が中心に座って読みやすくなります。『義元謀殺』のときも思ったんですが、リーダビリティが...

きつねのはなし/森見登美彦

日本ファンタジーノベル大賞出身作家の、京都を舞台にした奇譚集。連作として、いくつかのモチーフ、キイワードを共有しながらも、直接的には関係していない4つの短編が収録されています。きつねのはなし森見 登美彦 新潮社 2006-10-28売り上げランキング : 11563おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools収録作すべて好みのベクトルに沿ったものでまずは満足。巻頭の表題作がいちばん面白かったため、一冊の本としては尻す...

MYSCON意見交換会

MYSCON 発信の企画を紹介します。●読み捨てられてゆく言葉たち :MYSCON意見交換会「ミステリイベントを考える」MYSCONが保って欲しい部分、変わって欲しい部分、その他のご意見が皆様方それぞれにあると思います。全ての意見を集約できるとはお約束はできませんが、できれば広い範囲でのご意見を頂戴し、MYSCONを継続・発展させていくための材料とさせていただきたいと思っています。イベントの趣旨はこういうことのようです。せ...

吃逆/森福都

宋代の中国を舞台とした連作ミステリ。中短編を3編収録。森福作品を読むのは、処女作『長安牡丹花異聞』以来、2冊目になります。吃逆森福 都 講談社 2002-08売り上げランキング : 311510おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools●Amazon.como.jp :商品の説明内容(「BOOK」データベースより)しゃっくりをすると、奇妙な光景が見えたり、何かを閃いたりという不思議な癖をもつ陸文挙。齢三十にして科挙合格の快挙を遂げた...

『デスノート』が品薄なんです**と

久しぶりに感想以外の話題でございます。●狷介庵無聊雑録 :『デスノート』品切れに関するお詫びまず、現在版元である集英社様は『デスノート』の書店からの注文を受け付けておりません。この状態は、映画前編公開以前より継続しており、集英社様は取次会社へ発注するようにアナウンスしておられますます。また、版元より書店への配本を請け負っている各取次会社も殆ど余剰在庫を持っていない状態であると推察され、発注も殆ど意味...

緑色の亀の秘密/エラリイ・クイーン

「ジュナの冒険」第3作。毎回翻訳者が異なるのもこのシリーズの特徴ですが、本作はコリン・ウィルソンの訳者として著名な中村保男が担当しています。緑色の亀の秘密 (1978年)中村 保男 早川書房 1978-11売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools●「あらすじ」よりジュナはふとしたことで、親切な新聞記者のファーロングさんと知り合った。ところがそのファーロングさんの新聞社にある男が奇妙な幽霊屋敷の話を持ちこ...

黄色い猫の秘密/エラリイ・クイーン

最近はほとんど知る人ぞ知る作品となった感のある「ジュナの冒険」シリーズ第7作。本国では Ellery Queen, Jr. 名義で出たものですが、こっちではエラリイ・クイーン名義での刊行になってます。いずれにしろ、ゴースト・ライターの手になるものらしいですが。黄色い猫の秘密エラリー・クイーン 村岡 花子 早川書房 1979-02売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools●「あらすじ」より引越しした親友のトミーをたずねて...

芥川龍之介の推理/土屋隆夫

土屋作品を読むのは、アンソロジーに収録されている短篇なんかを除くと久しぶりになります。いつ以来か思い出せないくらい。芥川龍之介の推理 (1978年)土屋 隆夫 角川書店 1978-07売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools脱探偵小説、現実的な推理小説を目指した著者の考え方に異論を差し挟むものではありませんが、そう標榜するわりにはストーリーが作り物めいて感じられます。収録作はいずれも意外性あるプロットな...

透明人間の納屋/島田荘司

ミステリーランドの一冊。子供向けでも容赦しない、さすが島田荘司!透明人間の納屋島田 荘司 講談社 2003-07-30売り上げランキング : 204359おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools人間消失の謎や、透明人間の正体など、およそのところは難しく考えることなく解ってしまう。でも、この手のタイムリーだけどアンタッチャッブルなモチーフをきちんとミステリに仕立てあげてしまう膂力は、やっぱり島田ならではのものでしょう...

クロスゲーム(5)/あだち充

4巻から引き続き、プレハブ組vs1軍の試合。まあ、このタイミングですから、もちろん負けます。クロスゲームあだち 充 小学館 2006-09-15売り上げランキング : 2292おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools本編を離れた話になりますが。甲子園大会が特別なのは(他のスポーツでもそうだけど)、やはり高校3年間しかチャンスがないことにあるのでしょう。晩成タイプとか、チームに恵まれなかったとか、監督に嫌われてるとか...

短篇集III/阿刀田高ほか

日本推理作家協会賞受賞作全集31。短篇賞受賞作7作が収録されています。短篇集〈3〉阿刀田 高 連城 三紀彦 日下 圭介 双葉社 1996-05売り上げランキング : 404785Amazonで詳しく見る by G-Tools収録作はいずれも珠玉という形容が相応しい優れた短篇ばかりで、協会賞ブランドの質の高さを証明しています。▼グリーン車の子供 戸板康二 そんなに凝った話ではないんだけど、逆にいうならケレンに頼らない堅実なつくり。短篇ミステ...

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b.k.ノムラ

  • Author:b.k.ノムラ
  • 細々とライターやってます。そのかたわら、オンライン古書店・黒猫亭の番頭もやってます。
    ここのほかに、なんでもありのブログされど偽りの日々も運営中。

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