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上高地の切り裂きジャック/島田荘司

御手洗潔シリーズの中編2作を収録。『山手の幽霊』は「季刊 島田荘司」で読んでいるので、今回は表題作だけ読みました。上高地の切り裂きジャック島田 荘司 講談社 2005-11売り上げランキング : 146762おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Toolsはっきり、"切り裂きジャック"に名前負けした感は否めません。確かに相変わらずの不可解状況が提示されるのですが、無理に無理を重ねたせいでしょう、ツギハギの向こうに大体のスジ...

螢坂/北森鴻

三軒茶屋にあるビアバー〈香菜里屋〉を舞台にしたシリーズの第3作。 螢坂北森 鴻 講談社 2004-09-22売り上げランキング : 135433おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Toolsミステリではあっても、このシリーズのベースは人情ものですよね。義理人情の人情でなく、『人間交差点』的な人情。でも、著者の拘りなんでしょうか、ミステリとして凝ろうとし過ぎている。そのため、ストーリーが作為的になって、読み手に違和感を覚え...

冬のオペラ/北村薫

このままシリーズ化されるかと思いきや1冊で終わってしまった(わけではない?)、名探偵・巫弓彦&記述者・姫宮あゆみが緩やかに活躍する連作中短編集。再読です。冬のオペラ北村 薫 角川書店 2002-05売り上げランキング : 218207おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Toolsキャラクターがつくりものっぽくてライトミステリー風ではあるのですが、内容はやや重苦しい。そのバランスが評価を分けそうです。あと、ちょっと地味...

桜宵/北森鴻

三軒茶屋にあるビアバー〈香菜里屋〉を舞台にしたシリーズの第2作。桜宵北森 鴻 講談社 2006-04-14売り上げランキング : 21263おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools●出版社からのコメントバーのマスター工藤が4つの難事件に挑む!東京・三軒茶屋の路地裏にひっそりと佇むバー「香菜里屋」。そのマスター・工藤が探偵役となって、バーに集う人々をめぐる4つの事件を解決していく連作短編集。前作『花の下にて春死なむ』を...

秋の花/北村薫

〈円紫と私〉シリーズ第3作にして初長編。『空飛ぶ馬』『夜の蝉』から続けての再読。秋の花北村 薫 東京創元社 1997-02売り上げランキング : 65470おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools『夜の蝉』の感想で、表題作がシリーズでもっとも好きと書きましたが、一冊の本としてみた場合、この『秋の花』のほうが中編集『夜の蝉』よりぼくの中では上位に位置します。本作が書かれた時点で、まだ北村薫の容れものにはいくらでも...

夜の蝉/北村薫

〈円紫と私〉シリーズ第2作で、第四十四回日本推理作家協会賞受賞作。今回は中編集の趣ですね。『空飛ぶ馬』から続けての再読。夜の蝉北村 薫 東京創元社 1996-02売り上げランキング : 58090おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Toolsデータをチェックしたところ、初出は1996年と。10年前ですね。これまで美人というだけで顔の見えなかったお姉ちゃんが、ようやく読者の前にお目見えする表題作『夜の蝉』は、シリーズ中、もっ...

空飛ぶ馬/北村薫

北村薫のデビュー作で〈円紫と私〉シリーズ第1作。かなり久しぶりの再読。初めて読んだ若い頃は、いろんな女の子に読ませたなあ(笑)。空飛ぶ馬北村 薫 東京創元社 1994-03売り上げランキング : 33499おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools多くのエピゴーネンを生みはしたが、やはりこれがオリジナルにして決定版だなあ、という思いをいっそう強くした。「殺人のないミステリ」「日常の謎」と、どこか腰の引けた形容をされ...

恐怖探偵小説集/鮎川哲也・編

鮎川哲也編のアンソロジー。オリジナルのノベルス(ソフトカバー)版を読みたかったんだけど、押し入れから引っ張りだしてくるのが面倒なので今回は文庫版で。ノベルスから何編か削られてます。たぶん。なんだか重いものを読む気にならず、気軽な小品を求めて短編集を手に取ったんだけど、全体的に水準が高くて、結果的にかなり充実した読書になってしまいました。収録作は『蛇恋』三橋一夫、『東天紅』日影丈吉、『不死鳥』山田風...

生きていたおまえ…/フレデリック・ダール

フランスミステリです。ぼくの中でダールといえば、ロアルドでなくてこちら。多額の金を借りている知人と、存在がジャマになってきた妻を、不倫に見せかけて殺して人生をやり直そうとする調子の良い男の話。世間は間男と不貞妻を殺した男に好意的なんだけど、予審判事はこれを謀殺と推理、男の用意した偽の証拠を崩しにかかると。これに、男にたらしこまれた女弁護士が絡みます。倒叙形式ながら、ダールのセールスポイントであるド...

ディアスポリス(1)/すぎむらしんいち * (脚本)リチャード・ウー

「週刊モーニング」連載中のアンダーグラウンド・ポリス・ストーリー(適当)。1巻は『闇の奥』編と『黒く長い腕』編の前半を収録。ディアスポリス-異邦警察 1 (1)すぎむら しんいち リチャード・ウー 講談社 2006-09-22売り上げランキング : 84124おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools雑誌で追っかけてるんですけど、ついコミックスも読んでしまいました。当初、絵を見てどうかなあと思ったものの、読んでみたらこれが...

美味しんぼ(96)/雁屋哲 * 花咲アキラ

美味しんぼ (96)雁屋 哲 花咲 アキラ 小学館 2006-08-30売り上げランキング : 1208おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools鬱をこういうことに使っていいのか、岡星をこういうことに使っていいのか、この期に及んでまた新シリーズを始めるのか(究極の料理人)、とクレームを付けたいことが目白押し。かつてない酷い巻といっていいでしょう。おまけに、レギュラーメンバーにまたしても一斉に子供ができるという嘘臭さ。いつ...

配達あかずきん/大崎梢

書店を舞台にした連作ミステリ短編集。配達あかずきん大崎 梢 東京創元社 2006-05-20売り上げランキング : 20711おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Toolsラノベ的という感想をどこかで目にしました。ラノベ自体、ほとんど読んでないので正確に把握できているわけではないのですが、あっさりした味付けで気軽に読めるのは確かです。それに結構面白い。初期の加納朋子が北村薫のライト版だとしたら、これは加納朋子をさらにラ...

邪魅の雫/京極夏彦

久しぶりの京極堂シリーズの長編。先のエントリーにも書いた特装版、小冊子の件、さらに去年の騒動と合わせて、内容とは別のところでも話題になった人騒がせな本です。邪魅の雫京極 夏彦 講談社 2006-09-27売り上げランキング : 13おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools前作『陰摩羅鬼の瑕』の感想に「嫌いとか、つまらないとかいうことではなく。失望することも忘れるほどの退屈」と書いたけど、今回はそれにさらに輪がか...

風の宿(全8)/小山田いく

山間の町を舞台に、獣医の父と、血の繋がらない小学生の娘の心の交流を描く、とっても小山田いくらしいヒューマンコミック。風の宿 1 (1)小山田 いく 秋田書店 1993-12売り上げランキング : 1007042Amazonで詳しく見る by G-Tools『すくらっぷ・ぶっく』『星のローカス』は好きだったんだけど、それ以降は肌に合わない、というかどうにも鼻につく作品ばかりで、ぼくの中では長く忘れ去られた作家だったんですが、『迷い家ステーシ...

雪密室/法月綸太郎

名探偵法月綸太郎シリーズの第一長編。リアルタイムで買って読んだとき以来の再読。雪密室法月 綸太郎 講談社 1992-03売り上げランキング : 213632おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Toolsタイトルどおり、雪の密室もの。トリック自体はさほど驚くほどのものでもないけど、クイーンとロスマクの遺伝子を継ぐノリリンらしい、ロジカルで暗い作風になっていると思います。次は順番だと『誰彼』なりますが、あれは好きでないの...

「読書の秋セール」第2弾 期間延長

開催中の読書の秋セール の第2弾を、10/9(月祝)まで延長します。●古本・黒猫亭期間中、500円以上お買いあげのお客さまには、引き続き冊数・重量に関係なく、送料を無料とさせていただきます。また、3000円以上お買いあげの場合は、代金を10%割引させていただきます。今回もふるってご利用ください!※タイトルに「★」が付いている商品はセール対象外です。...

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プロフィール

b.k.ノムラ

  • Author:b.k.ノムラ
  • 細々とライターやってます。そのかたわら、オンライン古書店・黒猫亭の番頭もやってます。
    ここのほかに、なんでもありのブログされど偽りの日々も運営中。

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